B04873 十三代紀太理平 三千家宗守自筆茶碗:真作

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B04873 十三代紀太理平 三千家宗守自筆茶碗:真作 B4873 高さ:7.5~7.6cm 最大径:12.3cm 口径:11.7~11.8cm 状態:良好。高台脇に押印「高」あり。 (りへいやき) 理平焼(理兵衛焼)は、讃岐高松藩の藩祖松平賴重が、京都粟田口の陶工、森島作兵衛重利を招いて焼かせた御庭焼。別名に、高松焼または御林焼、利兵衛焼、石清尾焼、稲荷山焼などが知られる。明治初期の田内梅軒の『陶器考』に「高松焼 利兵衛と云もの仁清に陶法を習ふ、是を利兵衛焼と云、作ぶり仁清に似て厚し、安南を写たる茶碗、朝鮮を写たる茶碗など有、土白、薄赤、黄、浅黄。薬白、浅黄」とあるように、その作風は京焼との見分けが困難である。「紀太家由緒書」では作兵衛の父、森島半弥重芳を初代とする。初代半弥は豊臣秀頼に仕え千三百石を領していたが、大坂の役後故郷の信楽に閑居し雲林院某に製陶を習い焼物を業としたという。その子森島作兵衛が京都三條粟田口に野居して作陶を継いだが、正保4年(1647)松平頼重から10人扶持、切米15石とお林庭に屋敷を与えられ、名を紀太理兵衛重利と改め(松浦文庫「松平頼重年譜」)、紫峰と号し、高松藩別邸栗林荘の北に窯を築く。理兵衛重利を古理兵衛あるいは高松仁清と呼ぶ。以後、高松藩の御庭焼として紀太家子孫が代々「理兵衛」を襲名。3代理兵衛重治以降は、破風「高」の印を押すようになる。一説によると高松藩の高の字を拝領されたともいわれる。9代理兵衛の時、明治維新で廃藩置県となったため、11代が京都に出て高橋道八に学び、名も紀太理平と改め、明治33年に現在地の栗林公園北門前に理平焼として再興し、現在14代紀太理平まで続く。初代 森島半弥重芳。2代 紀太理兵衛重利(初代理平)。3代 重治。4代 行高。5代 惟久。6代 惟清。7代 惟持。8代 惟晴。9代 惟貞。10代 惟道。11代 紀太理平林蔵(以下代々「理平」を名乗る)。12代 福寿。13代 克美。14代 洋子(当代)。平成6年(1994)松平頼武より「理平」の字を賜り、14代より「理平」の印も用いる。世代については、12代 福寿が、陶業については森島半弥重芳を初代とし、理平については2代 作兵衛重利を初代とするとし「十二代理平」を名乗ったためこれに従うとある。

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